ある中級クラスでのできごと。
N2の教科書に
好きな人に彼女がいたので、＿＿＿しかない。
という例文がありました。
「～ほかに方法がない」というニュアンスで使いますね。
この課は「決心を表したいときに使う文型」のお勉強。
これまで、
「～まい、～きる、～ぬく、たとえ～ても」などを使って
うまく表現できなくて、ちょっと凹んでいた学生達。
身近な話題だと感じたんでしょうね。
でてくる でてくる！
わけるとこんな感じ？
【回避系】
・好きな人に彼女がいたので、あきらめるしかない。
・好きな人に彼女がいたので、泣くしかない。
・好きな人に彼女がいたので、私が一人で消えるしかない。
【前へ進む系】
・好きな人に彼女がいたので、私も他の人と結婚するしかない。
・好きな人に彼女がいたので、他の彼を探すしかない。
【威圧系？】
・好きな人に彼女がいたので、好きな人が私にお詫びするしかない。
・好きな人に彼女がいたので、彼氏からうばうしかない。
・好きな人に彼女がいたので、彼氏とわかれさせるしかない。
４つのグループに分かれて例文を作ったのですが、あるグループは、
全員、この 威圧系？ で一致したそうです。
まさに、「答えは これしかない！」でした(笑)
そして、なんと あれだけ苦戦した ” 使役形 ” の復習までできちゃいました。
学習者が楽しめる日本語授業を目指して、日々ネタを考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
Hoa Mahalo代表：Gon
